「転ばぬ先のテクニカル」~押し目は三空埋めの1万9109円まで

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

昨日の日経平均は今年初の4日続伸となり、3月21日(1万9455円)以来約1カ月ぶりの高値水準となりました。東証業種別株価指数は全33業が値上がりし、東証1部の値上がり銘柄数も1655銘柄と3日連続の全面高。NY株の大幅続伸に1ドル=111円台の円安を受け、市場を闊歩し始めていた弱気筋が一気に吊るし上げられた格好です。ショートカバーを巻き込んで75日線(1万9097円)も大きく抜け、一目均衡表の「雲」(1万9336円)抜けも目前に迫っています。

大引けは高値引けとなりましたが、高値引けという現象は「それだけ買いが殺到したから強い」ではなく、大概のケースでは「売り方が悲鳴を上げて買い戻した結果」ということが多く、買戻し一巡で目先の高値形成となることが多いものです。しかし、この大幅な上げで5日線と25日線がミニゴールデンクロスを達成。20日線自体も上向きに転じており、一目均衡表の「雲」(1万9336円)も抜けてくると強気シグナルが一斉に点ることになります。

今後は一目均衡表の「雲」(1万9336円)を上抜けるか、押し目は60日線(1万9092円)以上を維持できるかに注目です。日足は三空形成となり、4日間で800円以上もの上げで当然、一服する動きもあるでしょう。三空目は1万9109円~1万9170円に窓を空けており、押し目はこの三空埋めとなる1万9109円までと考えるべきか?60日線とほぼ同レベルであり、そこは押し目買いの好機となりましょう。

日々勇太朗

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