転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

 一昨日、日経平均がようやく年初来高値を更新し、巷、強気の声が高まりましたが、日足は上影陰線、いわゆるトンカチに近い足を形成。そして昨日は日足の窓(2万0227円~2万0215円)を空けての下放れの陰線形成となりました。
アベノミクス相場の今のところの天井となっている一昨年6月以降の高値転換点を見ていくと、6月高値の時は天井日の日足は十字足、翌日がとんかち、3日目も十字に近い陰線で、4日目に窓を空けての急落でした。2万0952円高値から11営業日後の7月9日には1万9115円まで下落しました。
その後8月に2万0946円の二番天井を取りに行きました。しかし、高値を付けた日が陰線であり、しかも前日の陽線を包む陰線包み足となりました。その後3日リバウンドしたあとに日足で窓を3回空けての暴落となり、9月29日には1万6901円まで落ち込みました。
中間反騰の12月1日高値2万0012円の時は、高値をつけてから2日間横這い推移で、3日目に日足の窓を空けての急落でした。翌年の2月12日の1万4865円まで途中リバウンドを挟みながら下落していきました。最後のリバウンドとなった2月1日高値1万7905円時は2日目に窓を空けて、7営業日で3040円幅の下落となりました。
その後は下値・上値を徐々に切り上げながらも上限1万7500円手前までのBOX相場が続きました。記憶に新しい昨年11月のトランプショック直前の11月1日に1万7473円の高値。その翌日に窓空けの下放れ陰線が出現、トランプショックで1万6111円まで急落となりました。
このように高値圏での下放れは相場の異変のシグナルです。昨日はわずか12円の窓ではありますが、この窓を埋められないようであれば、早晩相場は急落する可能性がありますので注意が必要です。
日々勇太朗

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