転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

 昨日の東京株式市場は続伸しました。日経平均は2万0100円の壁が重い印象ですが、TOPIXは年初来高値を更新してきました。このところ日経平均よりもTOPIXが強く、NT倍率は低下気味です。これは日銀のETF買いが日経平均型からTOPIX型に代わって来ていることに加え、日経平均採用銘柄にサプライズ決算が少ないことが要因にありそうです。
8月1日段階の日経採用銘柄のEPSは1391円です。3月決算が発表された6月末のそれは1412円でした。日経新聞の決算記事を見ていると前年対比で大幅増益、なかには第1四半期で通期計画を超過している企業などもあります。こうした企業は小型株に多く見られる現象で、故にTOPIX優位の展開になっているものと思われます。
さて、日経平均は昨日の上昇で25日線や5日線を回復。一目均衡表でも雲を抜け出し、転換線、基準線をクリアしました。
これで円安が進行すれば、日経平均も年初来高値更新の可能性が出てきます。
そのドル円は正念場を迎えています。110.10円に52週線が走っています。4月半ば、6月半ばの円高局面ではこの52週線がサポート機能を発揮しました。
今回も52週線で下げ止まり、円安が進行すれば日経平均の高値更新、逆にブレイクされてしまえば、日経平均は沈んでしまう可能性がありますので、注目していく必要がありそうです。
日々勇太朗

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