「転ばぬ先のテクニカル」~米雇用統計の中身は頼りない?

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

 昨日の東京市場は反発しました。TOPIXは年初来高値更新です。米雇用統計が市場予想を上回ったことが支援材料になりました。
雇用統計で気になるのは雇用増の中身で、レストラン・バーの雇用増が5万3000人となっていることです。なので、どれだけ失業率が下がっても労働賃金に上昇の気配が見えません。そのため長期金利の上昇度合いは限定的で、ドル円も比較的静かな動きです。日経平均が年初来高値に進むには、円安が頼りになるものと考えますが、現状の環境では難しいのではないでしょうか。
本日はソフトバンクがどのような動きになるかです。営業利益は前年同期比50%増でしたが、利益は前年にアリババ株の売却益を計上した反動で98%減です。日経寄与度の高い企業であるために、日経平均の行方をある意味握っていますので、この決算をどう評価するのか気になるところです。
日々勇太朗

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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