転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

 昨日の日経平均は大幅反落となりました。一日の値幅が285円と久々にボラティリティが高まりました。これだけの値幅が出たのは本年3月31日の301円幅以来のことです。昨日の下落で75日線を割り込んできました。2カ月にわたる膠着相場はようやくボックスを放れ、下へのトレンドを明確にしました。
巷では日経平均採用銘柄のEPSが1413円に上昇してきたので、PERは14倍割れとなり、割安感があるために大きな下落にはつながらないという見方があります。確かにPER理論から言えば割安圏なのは間違いありません。しかし株価はPERだけで計れるものではなく、需給関係も大きな要因です。
75日線を割り込んだということは過去3カ月間のコストを割り込んだことを意味します。短期~中期指向の投資家は含み損を抱えた状況になり、今後は戻り売り志向を鮮明にしましょう。また、新興市場は更に痛みを抱えているものと思われます。マザーズ市場が急落し、一目均衡表の雲の下に入り込みました。これで転換線と基準線のDC、遅行スパンの日々線入りと併せて三役逆転となりました。相当な追証発生となっているものと思われます。
テクニカルチャートは下へのトレンド入りが確定したために、当面は一貫戻り売りでショートポジションを持つことが必要と思われます。
日々勇太朗

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