「転ばぬ先のテクニカル」~陶酔状態?

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

NYダウが終値ベースでも2万3000ドル台に乗せてきました。初めて2万ドルに乗せたのが本年1月25日のことでした。わずか10カ月ちょっとの間に大台を3回塗り替えた訳です。
因みに2万1000ドル乗せは3月1日で25営業日数。2万2000ドル乗せは108営業日数かかり8月2日です。そして55営業日数で2万3000ドルに乗りました。上昇ピッチが早くなっています。
200日移動平均線との乖離率は9%を超えてきました。昨日は日足に窓が空きました。今年5月の安値以降では三空形成となりました。週足は6週連続で過去最高値を更新してきていますが、その間に週足で4空形成となっており、株を持たねば損とばかりの熱狂状態です。
チャールズ・シュワブは、こんなニュースを発表しています。第2四半期、個人投資家によって開設された口座数は35万に及び、これで今年開設された個人口座数は17年ぶりに最高の71万9000に達したと。
あの80年代の日本のバブル期のような様相です。NYダウのPERは18.3倍、S&P500に至っては19.9倍です。投資心理の周期から言えば、楽観→興奮→スリルを経過して陶酔に近い状態に見えます。
日経平均は13連騰となりました。心理的な節目の2万1500円にタッチしました。台風接近により週末の選挙において浮動票が投票不参加の可能性浮上として、与党圧勝によるアベノミクスの継続及び推進加速というシナリオが出てきました。
市場関係者の弱気は限りなくゼロに近く、総強気の様相です。四面楚歌の状態ですが、筆者は今週でピークアウト予想です。
日々勇太朗

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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