転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

NYダウは年明けから4週連続上昇

 年明けから4週連続で上昇を続けているNYダウ。年末の終値が2万4719ドルですから、4週間で1897ドル、率にすると7.6%上昇しました。しかも、先週は高値引けです。
 リーマンショック時の安値は2009年3月の6547ドルです。そこから2011年4月に1万2810ドルまで上昇したNYダウは、2011年11月に1万0655ドルまで押し目を入れ、そこから2015年5月に1万8312ドルまで7657ドル上昇。この1万8312ドルに上昇幅7657ドルをそのまま足すと2万5969ドルという計算値が算出されます。
 NYダウは今まさに重要なポイントに差し掛かっています。このポイントを気にせず更に上昇継続となるのか、目標株価達成で方向転換するのか。

トランプ大統領の一般教書演説を注視

 今週は日本時間の水曜午前11時にトランプ政権初の一般教書演説が行われる予定です。このところ政権内で不協和音に聞こえる通貨政策。ムニューシン財務長官のドル安容認とトランプ大統領のドル高は国益というダボス会議でのトップ2の異なる発言。マーケットは今のところムニューシン氏発言を材料視した方向で動いています。
 トランプ大統領はここに来てTPPに関してもパリ協定に関しても「アメリカは良い条件なら再び戻るかもしれない」と仰天発言をしています。この問題に関して一般教書演説でどの程度踏み込むのかによって、政権の今後の貿易政策が保護主義的に傾くのか、そうではないのかが分かります。
 保護主義的に傾くのであれば、ドル安は継続されることになり、日本の輸出企業にとっては厳しい冬の到来ということにもなりえます。

日経平均は様子見守る局面

 昨日の日経平均は上放れて始まり2万3787円高値がありました。しかし、その後は値を消す展開で日足は陰線形成となりました。下降気味の5日移動平均線がレジスタンスとなり、このまま横ばい推移でも週末には25日移動平均線が追いついてきます。どちらをブレイクするのか注目週ということになります。ポジションは出来るだけ軽めにして様子を見守る局面でしょう。
日々勇太朗




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