日柄調整【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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日経平均続伸も円高が不気味

 先週はインフルエンザに掛かり、お休みを頂戴しましたが、日経平均は一進一退で風景はあまり変化がなかったようですね。先週末はNYダウが347ドル高しましたので、昨日の日経平均株価は続伸し、2万2000円台に乗せてきました。ただ、ボリュームは膨らまず、一方で円高進行が不気味に感じるところでもあります。

NYダウは戻り高値まだ抜けず

 NYダウは底打ち後6連騰し、その後2日押し目をつけて2日続伸です。ただ、2月16日の戻り高値はまだ抜くことができていません。右肩下がりの25日移動平均線が2万5397ドルに位置し、日足・一目均衡表の雲上限が2万5433ドルなどがレジスタンスです。週足の窓埋めには2万5520ドルが必要であり、リバウンドが継続してもそのあたりまでではないかと考えます。

日経平均は日柄調整にまだ暫らく時間

 日経平均は円高進行もあり、NYダウほど下げ幅に対するリバウンドは大きくありません。昨日の上昇で日足は二段上げになってきましたが、先週25日移動平均線と75日移動平均線がデッドクロスしたことで、値幅調整は完了でも日柄調整にまだ暫らく時間を要すものと思われます。

本格上昇には三空の窓埋め

 本格上昇には2月6日の寄り付き値である2万2267円を抜く必要があります。1月23日高値以降では三空形成となっています。その三空目が2月6日に形成された訳で、この日の寄り付き値を取ることは非常に重要です。抜けた場合は2万2659円の窓埋めに向かいますが、その近辺には75日線が位置しており、一気に抜き去ることは難しいものと思われます。

日々勇太朗

相場見通し

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