転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

2月は下を取る

 2月の月足が決まりました。1月末の終値は2万3098円ですから2月は下を取りました。2月1日の終値は2万3486円、高値も2万3486円、安値は2万1154円、終値は2万2068円です。
 日足と違い、週足、月足は終値ベースで作るのが正しいのです。最近のチャート表示ソフトは実体部分を寄り付きと終値で作成しているものが多く見受けられますが、これは日足チャートを作るプログラムをそのまま週足、月足にコピーしているのではないでしょうか。

3カ月連続の陰線並び

 さて、1月の月足は上髭の陰線形成、2月は首吊り線に近い形です。酒田五法による首吊り線の解説では、下髭部分が実体部分の3倍以上あるものを原則としています。なので、2月の月足は首吊り線には該当しませんが、昨年12月の月足も実体部分がわずか55円の十字足に近い陰線であり、これで月足は3カ月連続の陰線並びという極めて波乱に満ちた格好です。

長期のトレンドに変化見られず

 アベノミクス相場が始まって、月足3カ月連続陰線は2015年12月~16年2月に続き、今回が2回目です。前回は3カ月連続下落ですが、今回は連続下落とはなっていません。移動平均線では12カ月線上で推移しておりますので、長期のトレンドに変化は見られず、2月の下値が12カ月線でサポートされた形となっておりますので、大きな心配の種にはなりません。

問題はドル円の月足

 それよりも問題なのはドル円の月足が12カ月線、24カ月線を割り込んでいることです。月足の一目均衡表でも雲の中での推移となっており、簡単に円安トレンドを取り戻せそうにはないことです。昨日はパウエル氏の議会証言でドル高が進みましたが、日銀が25年超の国債購入額を減額したことで失速してしまいました。未だに25日線にもタッチできない状況で5日線まで押してきました。

2月安値を割らない二番底形成へ

 その影響で日経平均も後場には下げ幅を拡大しました。2万2057円近辺を走る5日線に接近です。一目均衡表・日足転換線が2万2000円丁度に位置しており、この近辺を割り込むと二番底形成へと向うことになりましょう。1月後半からの急落で値幅は大きく出ましたので、2月安値を割らない程度での二番底形成と思われます。

日々勇太朗




相場見通し

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