リスク・パリティ戦略【転ばぬ先のテクニカル】

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恐怖心から投げ売りも

 昨日の日経平均は大幅続落となりました。昨日の日経平均は大幅続落となりました。前日のNY市場が380ドル安しておりましたが、CMEシカゴは2万1910円でしたので、何故こんなに下げたのかという声がありました。上海や香港、インドネシア、ベトナム市場が東京時間で高かったために、余計にそんな声とともに恐怖心から投げ売りする投資家もいたのではないでしょうか。

一説には2兆円とも

 特に月初は20カ月連続上昇を続けてきておりましたので、朝方は安く寄り付いても、その後は戻すと見ていた投資家は多かったと思います。昨日、3月1日は「リスク・パリティ」戦略に伴う売りが出てくると噂されていました。一説には2兆円とも言われていて、それが本当なら当然の帰結という気がします。

リスク・パリティ戦略とは

 このリスク・パリティ戦略というのは、近年最も成功したファンドとされていて、株や債券など異なる値動きをする資産の「組入比率」と「リスク比率」の偏りに着目し、ポートフォリオに占める各資産のリスクの割合をおおむね均等に配分させることにより、高リスク資産は相対的に低いウエート、低リスク資産は高いウエートに調整し、相場急変時の損失を最小化するという設計となっているようです。

下値メドは2万1542円

 さて、日経平均は直近の上げ幅の半値押し水準を割り込んできました。
2万0950円が底であったと仮定するならば、61.8%押しの2万1542円近辺までの下落と考えられます。

日々勇太朗




相場見通し

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