転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

時間外NYダウ高と円安で買戻し

 昨日の日経平均は安値更新後に切り返し反発しました。時間外のNYダウが高く推移したことに加え、為替が円安へと切り返したことで買い戻しが入ったものと思われます。

CME円売越残高が急減

 投機筋の動向を反映するシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物取引をみると、対ドルでの円の売越残高は20日時点で2万1999枚と前週に比べ5万7540枚減少しています。直近ピークだった昨年11月の残高の水準からは8割以上減り、残高の水準としても16年11月以来1年4カ月ぶりの低水準です。

円高進行峠越す?

 これは投機筋の円売りの持ち高が相当整理されてきたことを示しています。トランプ政権の保護貿易的な動きからはドルを買う理由は乏しい訳ですが、長期金利差拡大から円売り・ドル買いを仕掛けていた投資家の投げが一気に出て、円高進行の動きが峠を越したのかもしれないという見方をすることが可能になってきました。今後の展開には注意深く見ていく必要がありそうです。

大陰線に対する差し込み線

 日経平均は先週末の大陰線に対する差し込み線が出現しました。一時25日線とのマイナス乖離が5.5%程度に拡大したことで買戻しや押し目買いも入ったことでしょう。本日が期末配当権利付き最終となりますが、昨日の後場は配当取りの動きもあったものと思われます。

証人喚問の結果待ち

 ただ、日経平均の高値引けはこのところ翌日の相場が逆に作用するケースが多く見られます。3月13日しかり、22日しかりです。本日は佐川氏の証人喚問が行われる予定です。ここをどういった形で通過するのかどうか。その結果を見るまでは、方向感が出てこないものと思われます。

日々勇太朗




相場見通し

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