転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

日銀短観表面は景況一服

 昨日は日銀短観が発表されました。表面だけみると、改善を続けてきた企業の景況感が一服した格好で、業況判断指数DIが大企業・製造業で2年ぶり、同非製造業で1年半ぶりの悪化となりました。人手不足が一段と強まる中で、原材料高や円高も企業の慎重な見方につながったようです。

日本経済はデフレ脱却

 もっとも、景気拡大を背景に需給の引き締まりは続いており、2018年度の設備投資計画からは省力化投資が本格化してきた様子もうかがえます。今回の日銀短観で重要だと思われるのは、2枚目の販売価格判断だと思います。わたしはこれを見て、日本経済はデフレを脱却したなと思いました。
 次の短観が発表される6月には商品価格が値上りするという見通しだからです。日経平均が寄り付きもたついてスタートし、その後値上りしていったのは、この短観の中身を見たからなのかな?と思いました。

2万2400円目指す展開を期待

 さて、日経平均は3日ぶりに反落しました。一時2万1597円高値までありましたが、25日移動平均線近辺では戻り売りが出たようです。5月から本格化する決算発表では、今期の見通しが慎重な数字となるものと思われます。その前の4月は需給が改善してくる時期ですので、今月は25日線回復から75日線の走る2万2400円を目指すことを期待したいものです。

好需給、好業績の小型株

 その意味では、好需給、好業績の小型株を積極的に狙いたい地合いではないでしょうか。また、先月のRPAホールディングスに続き、今月も20日にHEROZという注目IPOがあります。資本業務提携先の株主やAI、ディープラーニングなど関連銘柄が人気化する可能性があり、注目です。

日々勇太朗




相場見通し

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