底入れはまだ先【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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投げが入り需給改善

 昨日の東京株式市場は反発しました。欧米市場が軒並み下げていましたので、日経平均の底割れが心配されましたが、朝方、75日線を割り込んだ辺りから押し目買いが入ってきました。前日段階で騰落レシオが75.13%と売られ過ぎ水準となっていたことや松井証券のマザーズ市場における店内信用評価損益率がマイナス20%となったことで、追証回避の投げ売りが相当数出たものと思われますが、相場とはこんなもので、投げが入ることで需給が改善し、リバウンド開始という流れはいつものことです。
ただ、これで底入れかというとそうとも言い切れません。

一貫戻り売り

 日経平均の一目均衡表では転換線と基準線がデッドクロス間近です。雲の中での反発であり、2万2500円近辺では戻り売り圧力が強いことが予測されます。NYダウも明確に75日線を割り込んできており、Nasdaqは日足の窓を空ける下放れで25日線割れ。ドル円も5日線と25日線がデッドックロス目前となると底入れ宣言などできません。来月には1月高値期日が到来しますので、一貫戻り売りということになりそうです。

日々勇太朗




株式情報と相場見通し

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