休むも相場【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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弱気節を唱えると反対の結果

 上がると思えば下がり、下がると思えば上がる。相場とは得てしてこんなもので、筆者が昨日のように弱気節を唱えると反対の結果になります。8月2日号で「8月相場は2000年以降を見ても7勝10敗と分が悪く、月間騰落でワースト1です。テレビなどの解説に出てくる市場関係者もワースト1が頭にあるのか弱気の発言を多く口にします。しかし、昨日の東京市場が節目を払ったことで筆者は強気支持です」と記述しましたが、SMBC日興証券の吉野豊氏やレイモンド・メリマン氏などのように日柄サイクルを検証している人々は8月相場といえども強気を支持します。筆者もその類のはずですが、日々の騰落銘柄数や新安値銘柄の増加を見てしまうと心が揺らいでしまいます。

トレンドは出ず膠着相場

 さて、昨日の東京株式市場は反発しました。日経平均は75日線を、TOPIXは25日線を下値支持線として切り返しました。といってトレンドが出た訳ではありません。日経平均は2万2500円を中心に上下250円幅、TOPIXは1750ポイントを中心に上下25ポイント内での膠着相場です。

どちらに放れるのかを確認

 今週は9日から日米通商協議が始まります。米国側は自動車関税をちらつかせて日本から譲歩を引き出す狙いとされており、本質的に「アメリカファースト」はドル高政策ではありますが、内容次第では一時的にリスク回避の円高もあり得ます。ポジションを一方に傾けずらい局面であり、上下どちらに放れるのかを確認してからポジションを積み上げるという他ありません。

日々勇太朗




株式情報と相場見通し

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