転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

円高進行で利食い売り

 昨日の東京株式市場は日経平均は前日の高値を抜く2万4089円高値までありましたが、その後は失速して大幅安という結果となりました。下げの原因はイタリア政府が19年予算案を巡る会合延期の可能性が報道されたことだと思われます。ユーロ・ドルがズルズル下落し、それにつれてユーロ円も45銭ほど円高に傾きました。ドル円もFOMCの結果を受け、昨日の113.12円から本日は112.60円近辺。円高進行となったことで、株式相場には利食い売りが回ってきました。

5日線割り込み一旦調整

 酒田五法では「新値八手、十手」は売りとしています。「押し目も入れずに新値→新値と上げてくる相場は、せいぜい八日が限度と心得て、あとの二つは見逃し利食う。万一、十一手の新値があるときは、多少の売りを試みても良いだろう」としています。前日まで日経平均は8連騰でしたので、ここでは一旦調整ということなのでしょう。5日線を割り込んできましたので、9月7日以降の1917円もの上昇に対する調整下落ということでしょう。

三空目の窓埋めで1/3押し

 上昇局面では日足ローソク足が三空形成を残しています。三空目の2万3481円の窓を埋めることが考えられます。その近辺は丁度今回の上昇幅の1/3押し(2万3450円)です。TOPIXは前日まで陽の陽孕みを形成していました。昨日の上髭を考慮すると2日分の陽線を陰線で包んだ形となりました。

TOPIXは7月高値までの押し

 TOPIXも5日線を割り込んできましたが、一方で25日線が75日線をブレイクしゴールデンクロスを示現しました。こちらは二空形成なので、どこまで埋めるのかといったところですが、25日線との乖離が5.2%まで拡大しておりましたので、少なくとも7月高値の1775ポイントまでは最低限押してくることを考えておきましょう。

日々勇太朗




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