転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

中間選挙後は高い

中間選挙から一夜明けたNY株式市場は、中間選挙後の株高アノマリーを意識したのか大幅高となりました。1896年以降の30回の中間選挙では、翌年の米S&P500種株価指数は平均で14.3%上昇。上昇率はそれ以外の年の平均(8.4%)を大きく上回り、経験則では「中間選挙後は高い」が当てはまります。ただし、中間選挙の前後で下院の多数政党が変わらなかった場合は16.8%ですが、勢力が変わった翌年の上昇率は1.9%にとどまります。

NY市場は転機近い

7日のNY市場ではダウ平均が545ドル高の2万6180ドルで取引を終了。10月3日高値から2万8339ドル下げましたが、その下げ幅の73.5%を取り戻しました。移動平均線では前日の25日に続き、7日は75日線上を回復。史上最高値更新も視野に入ったような形ですが、一目均衡表では抵抗帯の雲の中であり、遅行スパンは基準線回復にも至っていません。2万6300ドル~2万6500ドルでは累積売買代金が分厚い価格帯となり、そろそろ戻り売りも出てきましょう。
S&P500、NASDAQは25日線を回復しましたが、75日線には届いていません。主要3指数の一目均衡表では来週水曜日近辺で雲が捻れ現象を起こします。そのあたりが転機かもしれません。

日経平均は予測通り上昇

日経平均は前日は失速しましたが、NY高を受けて2万2583円高値までありました。25日線を回復し、2万2690円近辺を走る75日線が見えてきました。斜行底値形成の起点である2万2800円~900円をターゲットとしていますので、ここでの上昇は予測通り進行していると言えそうです。

自律反発続くとすれば…

当欄で「斜行底値形成」を指摘したのは10月30日でした。前日の終値は2万1149円でしたので、充分な値幅が取れたはずです。「頭と尻尾はくれてやれ」と相場格言は伝えています。ここよりは欲をかかず、腹八分で良しとするところでしょう。この短期の自律反発が続くとすれば、日柄面では11月16日が有力となります。

日柄変化日と金星の動き

10月2日高値から数えると、この日は一目均衡表・時間論における33日変化日なことに加え、今回、10月5日から金星の逆行により株価が崩れるという予測をしていたレイモンド・メリマン氏も重要変化日としている日と重なります。彼は「金星が逆行運動を終えた後、すぐに水星が逆行を開始する11月16日の方により注意を払っている」としています。

金星順行に向けリバウンド

お金にまつわる金星の逆行から相場は世界的に崩れていきました。その金星が順行に戻れば株価を強気で見ることは可能でしょう。しかし、逆行期間の中間日に該当した10月29日前後から目先の底入れからリバウンドを開始しました。順行に戻る11月16日に向けてリバウンドしているように見えます。

日々勇太朗




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