転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

円高を悪材料視

 昨日の東京株式市場は反落となりました。先週末の米国市場では政府機関の一部閉鎖を解除することが発表されたことに加え、WSJ紙が「米連邦準備理事会(FRB)が米国債などの保有資産の縮小を早期に終了し、米国債の保有を当面維持することを検討」と報道したことで、上昇となりました。しかし、テーパリングの緩和は金利低下につながることから円高となったことが日本株には悪材料視されたようです。

日経平均の上値は重い
 日経平均は終値で5日移動平均線を割り込んで取引を終了。9日RCIが1月16日の88.3から昨日は46.6まで低下してきており、上昇中の26日RCI(11.6)とのデッドクロスが近づいてきました。日経平均の上値は重く、下落傾向の25日移動平均線(2万0379円)がサポートラインとなるのかどうか。

重要スケジュール満載

 今週は重要なスケジュールが満載の1週間です。まず本日29日は英国議会でEU離脱代替案の採決が行われます。また、個別企業ではアップルコンピューターの決算発表が予定されています。更に29~30日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催が予定されており、30日にパウエルFRB議長の記者会見も行われます。

円高基調鮮明になる可能性

 株価急変によりタカ派のFRB理事がハト派的な発言に鞍替えして株価回復に寄与しました。ここで利上げの一時停止やバランスシートの縮小も一時停止するといった言及があれば、アメリカ株には支援材料となりますが、その場合はドルが更に売られる展開となり、円高基調が鮮明となる可能性があります。FOMC議事録とパウエル議長の記者会見が今週の一番の注目スケジュールでしょう。

今週は神経質な相場展開

 週末2月1日にはISM製造業PMI指数の発表が予定されています。前回は54.1と市場予想を大幅に下回る悪化となり、米中貿易摩擦の悪影響が垣間見えました。一時的な現象なのかどうか、気になるところです。同日には1月の雇用統計も発表されますので、今週は神経質な相場展開が予測されます。

日々勇太朗

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