転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

続伸も上値は相当重い

 昨日の日経平均は3日続伸となりました。しかし、先週金曜日の高値を抜けることができません。2万1000円が大きな壁になっているようです。先週末発表された米1月の雇用統計は市場予想を大幅に上回る雇用増となりました。そのため米長期金利が反発したことで、ドル円は109円台後半まで円安進行となりました。それでも株価が戻り高値を更新できないところをみると、上値は相当に重いということのようです。もし仮にここでNY市場が戻り一杯となり、下落傾向に戻る場合は再度2万円割れということも考える必要があります。

NYダウはバルチックに1~2カ月遅行

 ここではバルチック海運指数とNYダウの関係にしばし注目する必要がありそうです。バルチック海運指数とは、外航不定期船(外航ばら積み船)の運賃の総合指数をいいます。このバルチック海運指数がこのところ急激に値下がりしていて、足元では10日続落となっており、2016年8月以来2年半ぶりの低水準です。実はこのバルチック海運指数とNYダウの関係を調べると1~2カ月遅れて影響を受けていることが分かります。昨年夏以降はバルチック海運指数が高値をつけて崩れると、その1~2カ月後にNYダウが崩れる形が続いてきました。

NY株の動向に注意

 毎度それが繰り返される訳ではありませんが、NY株のこのところの日中値幅が小さくなってきており、ダウとナスダックがマチマチの展開になることも目立ちはじめました。リバウンドの勢いが小さくなりつつあるような傾向が見えるため、バルチック海運指数との連動制なども考えた場合、注意が必要です。

日々勇太朗




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