転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

NY調整色濃くなる

 昨日の東京株式市場は反落となりました。前日のNYは好材料の出尽くし感が広がり利食い先行となりました。NYの日足は前日の陽線を陰線で包む、売り線が出現。また、日足ローソク足の週足は週初日の終値と週末の終値で描くというルールがあり、それに沿うと週足は前週から窓を空けての下放れとなったことで、今週中に2万5916ドルまで上昇しないと週足も売り線の出現となります。なによりも昨日の終値が先週、先々週と2週間の安値を割り込みました。このことで調整色が非常に濃くなった印象です。

上海も法人税減税に反応なく

 また、足元で急騰続きとなっていた上海市場にも注目です。4日の上海の売買代金は3月1日の1.5倍に急増して株価が急騰しましたが、日足ローソク足は実態部分の12ポイント高に対し、上髭が63ポイントもありました。高値圏でのこのような現象は天井形成時によくみられる形です。昨日は全人代において中小企業向け対策として法人税減税が伝えられましたが、相場は大きな反応なく、織り込み済みの様相でした。ここで高値を抜けないようであれば、こちらも調整入りが考えられます。

日経平均半値押しも

 日経平均は下放れてスタートしましたが、寄り付きで空けた窓は一旦埋めました。その後は値を消す展開となっており、72円の上髭陰線を形成中です。3月1日~4日には2万1641円から上に窓を残しています。この窓埋め完了もしくは2万1611円に走っている5日移動平均線がサポート機能を発揮するのかどうかに注目です。割り込んでいく場合は、NYの型が悪化していることから調整色が強まり、昨年12月安値からの上げ幅の半値押し水準である2万0400円近辺への下落の可能性が出てきます。

日々勇太朗




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