20日線がレジスタンス
昨日の東京株式市場は小動きでした。出来高、売買代金も薄く、前日の急騰も一時的な買い戻しだったように感じます。日足は陽線を2つ連なる並び赤となりましたが、2万1031円まで下げてきた20日線がレジスタンスとして意識されましょう。
NY市場は早期利下げの可能性
5日のNY市場は更に上値を追いかける展開でした。ADP民間雇用統計は市場予想を大幅に下回り、非農業部門の雇用者数の増加幅が前月比2万7千人増にとどまりました。2010年以来の小幅な伸びにとどまり、労働市場が軟化している可能性が示唆されました。このADP雇用統計を受け、NY株式市場では早期利下げの可能性を嗅ぎ取り続伸となりました。
NYダウ、S&P500は上値ブレイクを観察
NYダウ及びS&P500は20日線にタッチしました。一目均衡表ではNYダウの基準線が2万5684ドルに位置し、遅行スパンの位置の雲上限が2万5732ドル。一方、S&P500の遅行スパンは雲上限を突破。基準線は2841に位置しています。NYダウ、S&P500はこれらをブレイクできるのかどうかが観察ポイントです。
ナスダックはレジスタンスい意識
一方、ナスダックは5日線を前日回復してきましたが、5日の日足は長い下髭を引いた陰線十字足。下値は5日線にサポートされましたが、20日線(7690)には手が届きません。一目均衡表の遅行スパンの位置の雲上限が7653、基準線が7728、雲下限が7754となっており、レジスタンスポイントとして意識されるところです。
ドル円下値サポートライン切る
利下げ催促の様相を呈してきたためにドル円は円高方向へと舵を切りそうな様相。2016年6月~8月の99円台、昨年3月末の104円台、そして今年1月の107円台といった具合に円高の水準を切り上げてきましたが、ここにきてこのポイントを結んだ下値サポートラインを切り出してきています。ここより急激な円高が進行する可能性が出てきましたので、注意が必要です。
日々勇太朗
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