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ドル円底入れ否定
昨日の前場の取引が終わる直前にBloomberg通信が、「トランプ大統領が日米防衛協定の終了を検討していた」というニュースを流しました。過去形のことですが、もし現実問題として考えたら株価には相当まずいことになります。このニュースを受けて、円高が進行。昨日の当欄ではドル円は21日に十字足が出たことで底入れの可能性を指摘しましたが、更に円高が進行したことでそれを否定する動きとなってしまいました。こうなると本年1月と昨年3月につけた104円台半ばまで節目がありません。
5日線回復しないと下向きに変化
今回のニュースがフェイクニュースであることを願わずにはいられませんが、マーケットに携わるものとしてはどこかで決断せねばなりません。日経平均は昨日の下落で5日線を割り込んでしまいました。結局60日線が壁となった形です。5日線自体はまだ上向きを継続しています。早晩、5日線を回復できないようだと下向きに変化致します。下値支持線は2万1000円ちょうどのところに位置する20日線となりますが、ここを割り込んだ場合は6月4日~5日に残した日足の窓(2万0646円~2万0464円)を埋める下落が考えられます。
ポジション軽く
一目均衡表でも21日の戻り高値は雲下限に抑え込まれた形です。昨日は転換線を割り込んできました。2万0893円に基準線が走っており、一目ではそこを守れるのかどうかとなります。このところ「押し目買いの好機」と強気してきましたが、テクニカルチャートに大きな変化の兆しが出たために、ポジションを軽くすることをお勧めします。
日々勇太朗
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