雇用統計とETF換金売り
昨日の東京株式市場は円高進行もあり反落しました。週末に6月の米雇用統計を控えており、週後半は大きな動きにはならないように思います。また、来週は主だったETFの分配金支払基準日を迎えます。そのため配当金捻出のための換金売りが出てきます。今年は7月8日に約2300億円、7月10日に約3000億円の売り需要が想定されています。
森を見ず木を見る
当日の指数全体に及ぼす売りインパクトが懸念されるところですが、日経平均につづきTOPIXも昨日5日線と60日線がゴールデンクロスしてきましたので、押し目は最大20日線(日経平均:2万1250円、TOPIX:1551ポイント)までではないかと考えております。このようなスケジュールですので、ここは森を見ず木を見るということになります。
四季報見出し【増益幅拡大】
昨日ご紹介しましたアドベンチャー(6030)が逆行高になってくれました。調子に乗って、本日は同様に逆行高したAmazia(4424)を取り上げたいと思います。無料購読の漫画アプリ『マンガBANG!』を運営し、広告と一部課金で稼ぐビジネスモデルです。四季報・夏号では見出しが【増益幅拡大】となっており、無料配信での人気作品投入奏功しユーザー数拡大。決済率も上昇し課金収益想定超。広告収益伸長と記載されています。また、下期積極投入の広告費、人件費増を吸収し営業益上振れ。20年9月期も電子マンガ市場拡大追い風に新規ユーザー拡大で課金収益増加続くとあります。
ここより押し目買い目線
株価は昨年12月にIPOし、5月20日に6370円まで上昇。その後、6月27日には3035円まで下落しました。上場来安値からの上げ幅の67%を削ることになりましたが、28日には5日線を回復し3日間のもみ合い後、昨日の急騰で20日線を越え、MACDがゴールデンクロスしてきました。5日線も上向きに転換して参りましたので、ここより押し目買い目線で見ていきたいと思っています。
日々勇太朗
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