転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

配当金捻出売りは10日も

 昨日の東京市場は反落しました。先週末に発表された米6月の雇用統計は市場予想を上回る雇用増となり、今月末のFOMCでの利下げが遠のく可能性が指摘され、米株や小安く帰ってきました。一方で、米長期金利が上昇したことでドル円は108円台半ばでの取引スタートとなりましたが、この日はETFの決算に伴う配当金捻出のための株式売り需要があるために上値を買い進む動きとはなりませんでした。この配当金捻出のための売りは今週10日(水曜日)にも予定されており、都合5200億円程度の売り需要があると見られています。

押し目の買い場提供

 日経平均は5日線を割り込んで60日線(2万1425円)に接近。一方、20日線(2万1345円)が日々20円程度上昇しており、明後日にはゴールデンクロス示現となるものと思われます。そのため、この両線を割り込むことがなければ、押し目の買い場提供と考えるべきでしょう。

重要スケジュール続く

 今週は10~11日のパウエルFRB議長による上下両院での議会証言が注目されます。また、経済指標では6月CPI(消費者物価指数)、6月財政収支、6月PPI(生産者物価指数)に注目の他、6月開催FOMCの議事要旨も公表されます。中国では9日引け後に発表予定の6月工作機械受注、10日に6月消費者物価と生産者物価、12日には6月貿易収支にも注目です。

個別注目株の動向

 当欄で取り上げた個別銘柄ではアイサンテクノロジー(4667)がようやく2400円台の乗せてきて順調な値動きとなってきました。アドベンチャー(6030)は先週4日に4215円まで上昇し一回転が効きました。60日線で利食いが出てくることは想定されておりましたので、株価の落ち着きとともに再度仕込み場探しです。昨日はAmazia(4424)が飛び出してきました。本日にも5日線と60日線がミニゴールデンクロスとなりそうで、その場合は4080円近辺の60日線手前では利食いでしょう。

小型成長株の押し目買い

 今の相場は売買代金が膨らまないため、小型成長株の押し目を買い、噴いたら早めに利食うという俊敏さが必要です。

日々勇太朗




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