転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

毎日トレンド変わる

 このところテクニカルアナリスト泣かせの相場展開となっています。先週木曜日の急落ではテクニカルの観点から、完全に下方転換シグナルの点灯と考えざるを得ませんでした。しかし、翌金曜日の急騰により、木曜日の急落がダマシの可能性が出ました。今週月曜日は十字足に近い陰線の孕み足。そこへ昨日の急騰で上昇トレンドに戻した、となる訳です。こんなに毎日コロコロと見方が変わっては読者も読む気がなくなることでしょう。

日米共重要変化日迎える

 7月8日~8月1日の期間は相場が不安定化しやすい水星逆行期間です。先週の急落、急騰はそのちょうど中間点で起こりました。逆行という観点から見ると、不安定期間の一時的なアクセントをつける動きだったとも取れます。7月25日(前後1週間)、そして8月11日がレイモンド・メリマン氏が指摘する日本株の重要変化日です。そしてNYダウの重要変化日が7月25日、8月26日にセットされています。日米共に重要変化日を迎えつつあります。

エリオットカウント

 さて、昨日の日経平均株価は2万1686円高値までありました。昨日提示したエリオットカウントでは現在C‐④波が6月4日の安値(2万0289円)から進行しているとしました。2万0289円以降の波動カウントは5波動構成となります。

C‐⑤波下降トレンドで戻り売り

 2万0289円~①~2万1259円~②~2万0924円~③~2万1497円~④~2万1035円~⑤~2万1784円~a~2万0993円とすると、④波のボトムとa波のボトムが重なるため、既に中間反騰が終わりC‐⑤波の下降トレンド入りということになります。とすれば戻り売り局面ということになります。

2万1784円抜けば売り場探し

 ここで2万1784円を抜くならば、③波部分が更に5波動進行として③-1、③-2と細かくカウントするか、単純に2万0289円~①~2万1259円~②~2万0924円~③~2万1784円~④~2万0993円~⑤~2万2362円を抜かないトップ形成とカウントするかとなりますので、売り場探しとなります。本日以降の日経平均の注目は2万1784円を抜くのかどうかです。

2万2362円更新なら見直し

 また、2万2362円を更新した場合はこのカウントは見直しとなります。テクニカル分析とはかように局面、局面で何度も見直しが必要となり、万能ではありません。ただ、何通りかのシナリオを事前に立てておくことで、突然何が起きても対処できる態勢を整えておくことは必要です。

日々勇太朗




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