ちぐはぐなトランプ砲【転ばぬ先のテクニカル】

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投資離れ起こさないか心配

 またまたトランプ砲炸裂です。株価が上がると強硬策、下がると懐柔策といったいつもの事と片づけたいところですが、日々、こんなことを繰り返されると投資家は呆れて投資離れを起こさないか心配です。9月1日に発動予定の中国製品に対する10%の追加関税のうち、ノートパソコンや携帯電話など一部製品への発動延期を決定と。

クリスマス商戦落ち込み避ける

 関税適用延期の対象となるのは携帯電話やラップトップ、タブレットコンピュータ、玩具、ビデオゲーム端末などです。これは昨年中国から輸入された製品の約980億ドル分を占めているということですが、結局のところ年末のクリスマス商戦の落ち込みを避けたいだけのことで、これらの製品は不公正な貿易慣行の対象ではないということでしょうか。ならば延期ではなく撤回ではないのかと言いたくなります。

SQ値を越えられるか

 さて、日経平均は前日の下げを取り戻す反発となりました。しかし、NY主要3指数ほどの勢いは感じられませんでした。ここでの注目点は先週末のSQ値(2万0860円)を越えられるのかどうかです。

Kudan買いシグナル点灯間近

 個別では8月1日にタイミング待ちとしてご紹介しましたKudan(4425)が買いシグナル点灯間近です。8月9日に第1四半期の好調な決算が発表され株価が急伸。ようやく20日移動平均線上を回復し、本日にも5日移動平均線とのゴールデンクロスが実現しそうです。一目均衡表では1万0340円に基準線が位置しており、そこを終値で抜け出せば、雲下限の1万2900円近辺が期待できそうです。

日々勇太朗




株式情報と相場見通し

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