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海外勢悲観論と日本株冬の時代
東京株式市場は上値の重たい展開が続いています。売買代金が低迷し、裁定取引残高も売り残が記録的な水準に膨らむ一方、買い残は4000億円台と増加の兆しが見えません。昨日の日経新聞「スクランブル」では広がる海外勢の悲観論と日本株冬の時代に言及。「悲観論を打ち破るような政策や企業の変化が見えてこない限り、日本株は世界の景気次第で行ったり来たりする面白みのない資産」と指摘。確かに!と頷かざるを得ない状況であることは間違いないと納得させられます。
海外投資家資金引き揚げ
何よりも世界各国が景気後退懸念から利下げ、通貨安へと舵を切る中で、あと1カ月ほどで消費増税を実施する我が国はデフレ脱却を諦めたサインであり、海外投資家が続々と投資資金を引き揚げていくのも仕方のないところ。かくなる上は外国人投資家の持ち株比率の高い銘柄をヘッジ売り対象とし、低い銘柄の中で成長期待のある銘柄を買うといった両面作戦が必要と思われます。
日々勇太朗
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