転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

米中貿易戦争は中国主導

 先週末段階のマーケットの最大注目材料はパウエルFRB議長の講演会でした。しかし、それにぶつけるように中国が関税引き上げを公表。上手い!!と思わず下を巻くような絶妙のタイミング。この事実を知った時に筆者が感じたのは、米中貿易戦争は中国主導で進んでいるということ。となればトランプ政権の間に合意に至ることはないだろうというものです。

大統領選再選に黄信号

 これに対するトランプ大統領の反応は、恐らく想定外の関税引き上げであり、頭に血が上り、関税報復合戦を何も考えずに呟いてしまったということではないでしょうか。国内の経済団体からは「もううんざりだ!」というものでした。来年の大統領選挙での再選に黄信号が灯ったものと思われます。

またまた下放れの展開

 さて、先週末段階での日経平均は、三角保ち合いを上に抜け出しそうな形となっていました。しかし、週末のNY市場が急落したことで、またまた下放れの展開となりました。なんとか8月6日のザラ場安値(2万0110円)を守りましたが、15日の安値(2万0184円)は割り込みました。

2万円割れは時間の問題

 巷では三尊底形成といった見方を紹介しているところもあるようですが、三尊底は真ん中部分(8月15日)が一番安いことが条件であり当てはまりません。2万円割れは今回の動きで時間の問題ではないかと考えざるを得なくなりました。

利下げ催促で押し目買い機運も

 ただ、スケジュールを考えると次のFOMCが9月17~18日であり、株価下落が続いた場合は0.5%利下げ催促として相場は押し目買い機運の高まりも考えられます。暴落機運の高まりはそのFOMC通過後ではないでしょうか。

急落相場の中で逆行高出来高増

 ここでご紹介した銘柄ではツクルバ(2978)が逆行高を演じてくれており、暫し個別株に絞って押し目買いと考えております。
 本日は低位株からトライアイズ(4840)に注目してみたいと思います。この株は8月1日に上放れ、337円寄り付きの後361円まで上昇し、大引けは334円でした。この日の出来高は102900株でした。いわゆる上髭陰線形成でしたが、上髭否定の動きとなり、昨日は22円高の382円と年初来高値更新となりました。しかも、出来高が226900株と急落相場の中で逆行高出来高増。この動きに只ならぬものを感じます。

日々勇太朗

相場見通し

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