超閑散で弱気アナウンス増える
昨日の東京株式市場も前日に続き売買代金は1兆3874億円と超閑散な一日でした。米国市場がレイバーデーの祝日により海外投資家のフローが限られました。
また、のところ弱気姿勢のアナリストのアナウンスが増加。例えばM券のM氏は「今週は日経平均2万円を下回る」N証券のY氏も「4月25日以降の調整継続で1万9860円~1万9600円へ」といった具合です。しかし、相場とは面白いもので、弱気が増えると上昇し、強気が増えると下落といったことを目にすることが多いものです。
数字が物語るもの
8月26日:TOPIX:1478.03→388
8月27日:TOPIX:1489.69→533
8月28日:TOPIX:1490.35→557
8月29日:TOPIX:1490.17→605
8月30日:TOPIX:1511.86→1181
9月2日:TOPIX:1505.21→961
9月3日:TOPIX:1510.79→1175
この数字が何か分かるでしょうか?
TOPIX採用銘柄の55%が20日線回復
実は8月26日以降のTOPIXの終値と、TOPIX採用全銘柄のうち20日移動平均線以上に位置する銘柄の数です。TOPIXがわずか32ポイント上昇した程度なのに、20日線回復銘柄が実はとても増加しているのです。8月26日は全体の18.1%しか20日線以上に位置する銘柄しかなかった。ところが昨日は全体の54.8%の銘柄が20日線以上を回復しているのです。
薄商いの中静かに買い
20日前のTOPIXの終値はというと8月6日の1499.23です。8月26日よりも20ポイント程度高かった訳ですが、昨日はそのわずか11ポイント上の位置です。この数の増加が何を物語るのかを考えてみると、薄商いの中を静かに買いが入ってきているということなのではないかと考える次第です。騰落レシオが85.4と低迷しているのに、このような現象が起きている、この事実こそ筆者が今、相場を強気で見ている理由です。
日々勇太朗
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