転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

当然の一服

 昨日の東京株式市場は反落しました。前日まで日経平均が10連騰して参りましたので、当然の一服です。17日の東証空売り比率は40.3%と4月17日以来の低水準。このことで買い戻しもほぼ一巡したということでしょう。何よりも日経平均採用銘柄で20日線を上回る銘柄数が17日段階で218を数え、牛熊レシオが96.9%となっていました。20日線を下回っている銘柄が7銘柄しかないというのは昨年10月2日の12銘柄以来のことです。

幅広く水準訂正進む

 一方、TOPIXベースでは昨日段階で88.6%(1900銘柄)の銘柄が20日線を上回っていました。下回っている銘柄は244で昨年10月2日の338よりも少なくなっていました。如何に今回の連騰で幅広く株価の水準訂正が進んだのかを物語っています。昨年は10月2日に日経平均が2万4448円で天井打ちとなり年末まで急落していきました。ただ、牛熊レシオがピークアウトしたからといって昨年10月同様の急落が始まると決めつけることは出来ません。

売られた銘柄は個別事情

 今回はバリュー祭りにより幅広い業種が上昇しました。債券から株式に一斉にシフトするグレートローテーションの色彩もあります。昨年10月の時は多数の地銀の他にもロームやアドバンテスト、村田製作所などのハイテク銘柄が20日線を下回っていました。しかし、今回は20日線を下回っている銘柄に特定の業種への偏りが見られません。売られている銘柄は決算など個別事情で売られている銘柄が多く、その意味では、前回とは違う資金の流れが伺えます。

冷静に見ていく局面

 そういう意味ではここでの押し目が単なる日柄調整なのか、完全にピークアウトする前兆なのかを冷静に見ていく局面でしょう。尚、18日段階の牛熊レシオは日経平均採用銘柄で97.3%、TOPIX採用銘柄で88.5%と更に続伸しています。

日々勇太朗




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