押しは浅く、日柄調整が済めばもう一段上を目指す可能性(お詫びと訂正も)【転ばぬ先のテクニカル】

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26日が権利付き最終日

 最初にお詫びと訂正です。昨日の「個別物色の流れへ」という記事の文中に、「25日が3月決算物の権利付き最終売買日となります」としておりましたが、受渡日が4日から3日に短縮されたことで「26日」が権利付き最終日で、翌27日が権利落ち日の間違いでした。長年の4日受け渡しが抜けきれず間違えてしまいました。重ねてお詫び申し上げます。

日経平均上値が重くなる

 さて、週明け24日の東京株式市場は3日続伸となりました。ただ、日経平均の上値が重くなってきており、昨日、20日の値動きは19日の値動きの中での小動き。5日移動平均線上は維持していますが、5日線自体の伸びが緩やかになりつつあり、日経平均採用銘柄には利食いや戻り売りが出始めているように感じます。

バリュー株物色続く

 一方でTOPIXは日経平均同様の3日続伸ですが、こちらは直近高値を更新しています。このことからバリュー株への物色が未だに続いていると考えねばなりません。日経平均株価もTOPIXも20日移動平均線が60日移動平均線とゴールデンクロスしました。このことで、値動きは乏しくなりつつありますが、更に上値を追いかける態勢が整ってきました。

日柄調整済めば一段上へ

 巷では連騰が途切れ、4月高値に接近してきたことから弱気を唱える声も聞かれますが、押しは浅く、日柄調整が済めばもう一段上を目指す可能性が高まっています。

マザーズに大きな変化

 昨日の相場で大きな変化を見せたのはマザーズ市場です。バリュー株祭りの煽りを受けて新興市場銘柄からの乗り換えが行われた結果、マザーズ市場は低迷していましたが、昨日の上昇で5日移動平均線が20日移動平均線を上回ってきました。

個別物色活発化へ

 また、60日移動平均線(878.80ポイント)にタッチしてきました。この60日移動平均線や882ポイントに位置する一目均衡表・雲上限を捉えると底打ち機運が高まりましょう。大型株に比べて値幅が出やすい軽量株指数ですので、個別物色が活発化するものと思われます。

SHIFTは値幅取り候補

 個別では出来高がまだ薄い状態ですが、このコーナーで何度か取り上げたSHIFT(3697)に注目します。先週末からの上昇で今まで壁となってきた60日移動平均線をようやくクリアしてきました。また、5日移動平均線が60日移動平均線とゴールデンクロスを示現。信用買い残も30万株弱と少なく、時間は掛かるかもしれませんが、値幅取り候補として注目です。

日々勇太朗




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