転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

米中貿易協議の前哨戦

 昨日の東京株式市場は反落しました。週末に予定されている米中貿易協議の前哨戦が始まっており、双方、駆け引き合戦によりざわめきが聞こえてきます。彼らの言葉や報復などを見せられると投資家心理は冷え込んでしまいますが、マーケットというものは不思議なもので、事前にシナリオの建てられる事柄で暴落は起こりません。予期せぬ事象が突然起きてパニックになった時にショック安が起こるものです。

貿易交渉は部分的に妥協

 米中協議が物別れに終わっても、それは織り込み済みという解釈がなりたち、逆に合意とでもなれば急騰開始となるでしょう。様々なマスコミでも伝えられていますが、貿易交渉という建前の裏は覇権争いです。ただ、覇権争いの末に自国経済が悪化することを指導者たちは望みません。となると貿易交渉は部分的にも妥協の産物が生まれて休戦もあり得る訳です。

個別に強い銘柄いくつも

 そこで個別銘柄をみていくと強い銘柄がいくつも目につきます。当欄で直近注目銘柄として取り上げたホクシンやケミプロ化成、トライアイズなどは昨日、年初来高値を更新。また、日々のストップ高銘柄を見ていると、一旦終わったかと思われた銘柄も日柄調整後に出直って再度ストップ高する銘柄なども多々見に付きます。世界情勢や指数だけ見ている投資家は手が出せないと考えがちですが、丹念にみていくと循環物色が続いており、決して悪い相場ではありません。

アクモスは一段高へ

 本日はアクモス(6888)に注目してみたいと思います。ITソリューション事業主軸に展開し、医療系システム開発など重点強化しています。電子カルテ大手と新規受注拡大へ向けて動いており、20年6月期も増収増益の見通しで、中期計画では22年6月期に営業利益5.6億円目標と四季報が伝えています。
 株価は昨日の上昇で5日移動平均線と60日移動平均線がゴールデンクロス。20日移動平均線とのゴールデンクロスも視野に入ってきました。一目均衡表でも雲を抜け出してきており、357円近辺の52週移動平均線を抜ければ一段高が期待できそうです。

日々勇太朗

相場見通し

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