牛熊が過熱【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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4日続伸も静かな取引

 昨日の東京株式市場は4日続伸となりましたが、感じることろは静かな取引だったということです。このところ指数先行での上昇となっておりますが、先導役となる銘柄群が見当たりません。それはやはり売り方の買い戻しが主体となっているからという事情ではないでしょうか。足元の上昇により警戒する投資家が増え、新規の買いが大きく入ってきていないという印象です。ここまでの上昇で手が出なかった投資家は120%台で張り付いている騰落レシオによることろ大と思われます。

日経平均牛熊レシオは93.8%

 しかし、当欄ではお馴染みの牛熊レシオ(20日移動平均線を中心に上下の位置関係を示す比率)では過熱感が感じられなかったことで筆者は強気してきました。昨日のTOPIX採用銘柄の牛熊レシオをみると20日移動平均線を上回る銘柄が1688、下回る銘柄が461で78.5%ならばまだ進める印象ですが、日経平均採用銘柄のそれは20日移動平均線を上回る銘柄が211に達し、下回る銘柄は14しかない状況で93.8%と過熱シグナル点灯となっています。

ポジションを一旦軽く

 季節性により年末高期待は変わりませんが、目先的には短期間の調整局面が近づいている印象です。中間決算発表も本格化してくるところですので、ここではポジションを一旦軽くして様子をみる必要性を感じています。

日々勇太朗




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