半導体関連銘柄から目を離すな【転ばぬ先のテクニカル】

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一時2万3000円台回復

 昨日の東京株式市場は7連騰となりました。米中通商協議に対する楽観的な見方が広がり、NYダウが2万7000ドル台を回復。S&P500は最高値を更新とNY株式市場が上昇したことに加え、為替市場でもドル円が109円台に乗せるなど支援材料が多く、日経平均は一時2万3000円台を回復する場面がありました。

ショートカバー入れば目先天井

 昨年12月安値(1万8948円)から今年4月高値(2万2345円)の上げ幅3397円と同幅、8月安値の2万0110円から上昇するとすれば2万3500円が計算できますが、今の相場は売買代金が伴わない上昇なので、恐らく売り方の買い戻しによる上昇と思われ、売り方が一斉にショートカバーを入れれば、目先の天井打ちとなるものと考えられますので、ターゲットプライスを計算しても当てにはできないと思います。

半導体関連は売り方窮地

 売り方が締め上げられている銘柄群はズバリ半導体関連銘柄でしょう。業績が悪いということで安易に空売りを仕掛けた投資家が非常に多いと思われます。ただ、在庫調整が進む中、5G投資が本格化してきており、底入れ機運の高まりとともに株価が急上昇してきたので売り方窮地の局面です。

寄り付きショートカバー推測

 昨日の市場では、半導体関連銘柄は寄り付きはギャップアップスタートしたものが多く見られましたが、その後は押されてマイナス圏へ突入した銘柄が多数見られました。また、前場の出来高が前日比で急増したものも散見されました。ということは、米国株高や半導体SOX指数の高値更新を見て、寄り付きでショートカバーを入れた投資家が多かったのではないかと推測されます。

トレンド転換の可能性

 仮にこの推測が正しければ、戻せば終わりでトレンド転換の可能性が出て参ります。売り長になっている代表的な半導体関連銘柄から目が離せません。

日々勇太朗




株式情報と相場見通し

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