調整局面入りか?【転ばぬ先のテクニカル】

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半導体関連の下落目につく

昨日の東京株式市場は8日振りに反落となりました。東京エレクトロン、アドバンテスト、スクリーンなど半導体関連銘柄の下落が目につきました。昨日の当欄で指摘していたことですが、これらの銘柄群は大量の空売りが入っていました。それを締め上げるような上昇が日経平均を押し上げる原動力となりました。

ショートカバーは一巡

今週の上昇でどのくらい買い戻されているのか興味深いところですが、上記3銘柄が5日移動平均線を割り込んできたことで、一旦、ショートカバーは一巡したと推測されます。これらが調整入りすれば、日経平均株価も同様に調整入りの可能性が出て参ります。

日柄重なり連続上昇途切れる

日経平均の日柄を見ると10月4日安値から一昨日高値まで15日、直近の終値ベースでの安値を付けた8月26日安値からは42日、取引時間中の安値をつけた8月6日安値からは55日といった具合で、一目均衡表・時間論における二節(17日)、相場転換で頻繁に出る日柄である(42日)、そして二期(52日)などに近い日柄が重なったところで連続上昇が途切れた形です。

目先ピークアウトの可能性

米FOMCの結果次第では再度高値更新もありえますが、5日移動平均線(2万2850円近辺)を割り込みだしたことで、目先の上昇はピークアウトした可能性があります。10月10日からの上昇では三空形成後に上値遊びとなり、その後、上放れて2万3000円台に駆け上がる過程でも日足の窓を3つ空けました。即ち、六空形成という過熱状態での足元の上昇となっていた訳です。

理想は三空目の窓埋め

昨日の下落で前日空けた6つ目の窓は埋めました。下に残した窓は2万2830円~2万2819円、2万2704円~2万2648円、更に2万2424円~2万2219円、2万2049円~2万1820円、2万1658円~2万1601円まであります。
理想的な目指すべきポイントは三空目の窓埋めポイントとなる2万2219円近辺を予測します。この位置には20日移動平均線(2万2160円近辺)が走っています。また、日柄では短期9日ならば11月12日、17日ならば11月22日頃までという見立てです。

日々勇太朗




株式情報と相場見通し

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