転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

リスク資産に資金シフト

 米10年債利回りが先週は9月の高値を抜いてきました。そして金価格は長期金利の上昇に歩調を合わせるように下落傾向を鮮明にしてきました。両者ともに8月1日近辺の水準に戻した訳です。8月初旬から1カ月買われた安全資産が売られ、リスク資産に一気に資金が移ったことが分かります。NY株式が史上最高値を更新し、東京株式は年初来高値となり、ドル円は109円台へと円安が進行しました。

調整入りを意識

 何度か警鐘を鳴らしたREIT市場が金利上昇によって売られ、代わって銀行株が買われる流れとなってきたことで、昨日の東京株式市場はTOPIXが小幅高なのに対し日経平均は小幅安でした。日銀のETF買い余力が大きいことから大きな下落には繋がらないと思われますが、先週末のオプション11月限SQ値が2万3637円と「幻のSQ値」に終わっており、ここを昨日もクリアできませんでした。本日もクリアできないと「SQのジンクス」として調整入りが意識されることになります。

日々勇太朗




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