転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

米10年債利回りデッドクロスの可能性

 昨日の東京株式市場は反落しました。前日のNY株式市場は主要3指数ともに小幅に史上最高値を更新しました。しかし、米10年長期金利は一時1.8%台を割り込み、ドル円は108円台半ばの取引。米10年債利回りは20日移動平均線が下値サポート機能を発揮している形ですが、5日移動平均線が急激に下落してきており、明後日にはデッドクロスする可能性があります。

ドル上値重くなる

 長期金利の低下によってドル円が下値を切り下げ出しておりますが、一目均衡表を見ると転換線や基準線を割り込み出しており、遅行スパンが日々線の中に入り込んできています。週足の移動平均線を見ると、先週13週移動平均線と26週移動平均線がゴールデンクロスしていますが、月足の12カ月移動平均線が壁となっているようで、ドルの上値が重たくなってきた印象があります。そのため日経平均も上値追いには新たな材料が欲しいところで利食い売りが出始めているようです。

REITは天井確定

 11月6日以降急落したREIT市場は14日に陽線包み足が出てから4連騰してきましたが、20日移動平均線が右肩下がりに転換しており、戻り売りとなるでしょう。何よりもREIT指数の月足は今月陰線包み足を形成してきております。2017年11月に底値で陽線包み足を形成し2年に渡って上昇してきましたが、今回の陰線包み足によって天井確定と思われます。

マザーズは3連騰で直近高値接近

 このREITに代わって銀行株指数が上昇3カ月。12カ月移動平均線を突破して三兵行進となったことで、先々のマーケットを牽引する可能性が出てきました。しかし、ここより年末に向けての注目は新興市場のマザーズではないでしょうか。まだ売買代金の増加が見られませんが、マザーズ指数は3連騰して直近高値に接近してきました。

三角持ち合い上放れへ

 マザーズ指数は現在、8月安値の820ポイントと9月高値の894ポイントの中で三角持ち合いを形成しており、880ポイントを回復すると26週移動平均線を上回り、三角持ち合い放れとなってきます。年末へ向けての値幅取りはマザーズ市場ではないかと考えております。

日々勇太朗




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