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反落も徐々に値戻す
昨日の東京株式市場は反落しました。寄り付き前にイランがイラクの米軍基地を攻撃したとのニュースが駆け巡り、中東情勢が一気に緊迫化したことで寄り付きから売りが殺到。日経平均は一時2万3000円を割り込む場面がありましたが、トランプ大統領が予定していた演説が取り止められたとの情報から、米兵の死者が出ていないといった観測から徐々に値を取り戻す動きとなりました。
底入れの可能性も
7日の反発は25日移動平均線までとなり定石通りの自律反発。昨日の急落は75日移動平均線がサポート機能を発揮する、これも定石通りのポイントからの切り返し。日足はほぼ十字足の下髭陰線形成となり、底入れの可能性もあります。
ドル円は107円12銭守れるか
問題はドル円で、現在75日移動平均線を下回っており、20日移動平均線が下向きに転じてきました。一目均衡表では雲の中での推移となっており、転換線と基準線は既にデッドクロス。遅行スパンも日々線を割り込んでおり、円高加速の可能性が残っています。週足でも昨年11月以降、上値は雲上限に遮られ、現在は雲の下での推移。転換線が107円12銭に位置しており、ここを守れるのかどうか。
荒れ相場では逆行高銘柄
個別では昨日取り上げたメディアリンクス(6659)がなんと逆行高。一時48円高の392円まで上昇しました。特に材料が見当たりませんが、出来高が更に増加して前日比3.5倍となっており、押し目買い継続で追いかけてみたいところです。荒れ相場では逆行高銘柄に注目となります。
日々勇太朗
大阪・船場発の経済情報マガジン 経済市場新聞 economypress
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