2万4000円回復も閑散
昨日の東京株式市場は反発し、2万4000円台を回復してきました。下値は2万3831円安値がありましたが、ひとまず20日移動平均線がサポート機能を発揮しました。ただ、出来高、売買代金は閑散なままであり、このまま高値更新に進めるかというと難しいのではないかと思います。
ヘッジで突然の急変も
コロナウイルスの震源地である上海や香港の株価指数は20日移動平均線を割り込んでおり、5日移動平均線と20日移動平均線がデッドクロスしてきました。明日より中国は春節の大型連休入りとなります。この間に感染拡大やウイルスの変異などが確認された場合は、ヘッジ市場として東京が使われることとなります。一昨日のような突然の急変の可能性もあり、神経質な1週間となりそうです。
レーザーテックは増額期待
先行き調整局面入りの可能性もあるために個別銘柄を取り上げにくいのですが、上場来高値抜けとなったレーザーテック(6920)を注目株としてご紹介したいと思います。2月3日に中間決算発表の予定となっていますが、足元の業績は絶好調。次世代半導体の歩留まりにつながる検査装置を開発しており、四季報には顧客の微細化需要旺盛で受注前倒し傾向とあり、上方修正期待があるために取り上げます。
当社の露光用マスクブランクス検査装置はEUVを光源とし、3ナノにも対応しています。他社が波長が長いDUV光源製品なのに対して優位性があり、今後、独壇場になるかもしれません。
連続二桁増収増益で各証券高評価
株価は長期上昇波動を描いており、恐い位置と感じるかもしれませんが、連続二桁増収増益を続けており、直近の証券各社のレーティングでもマッコーリキャピタルがアウトパフォームで目標株価7300円、CLSA証券が10200円、野村証券が10831円、みずほ証券が12000円などと高評価としています。中長期で丹念に押し目を拾っていきたい銘柄です。
日々勇太朗
大阪・船場発の経済情報マガジン 経済市場新聞 economypress
「新時代になった株式市場に大チャンスが来る」2月22日(土)第4回 株式セミナー in大阪
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