インティメート・マージャーに注目【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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武漢では移動制限

 一日経過するごとに新型コロナウイルスの患者数や死者が増加しています。そのため武漢では鉄道や空港を一時閉鎖し、事実上の移動制限を発動しました。

武漢市は工業都市で交通要衝

 武漢市は人口約1000万人都市であり、中国有数の工業都市で交通要衝の位置にあります。国家級経済開発区があり、中国車都と呼ばれる自動車産業が主の都市であり、ホンダや日産など日系製造業大手も進出しているところです。また、武漢東湖新技術産業開発区には光電子産業、医薬研究開発・製造、生物工学などハイテック産業がメインで、特に光ファイバー、ケーブルの生産規模は大きい都市であり、NEC、パナソニックなども進出しています。

インバウンド消費期待外れに

 更に、漢正街は華中地区最大の卸売り市場の1つであり、カルフール、イケア、メトロ、ウォルマート、イオン、ニトリ、ローソンなど外資系大手小売業者も当市で店舗を開いています。そのため、武漢が一時的とは言え、移動制限が行われることは中国国内のみならず、本日から春節入りするために周辺国のインバウンド消費が期待外れになることが考えられます。それはさて置き、春節を前に移動制限が実施されたことで感染が食い止められればと願うばかりですが…。

円高進行なら2万3150円近辺

 日経平均は再び5日移動平均線割れとなり、20日移動平均線にタッチしてきました。ここで踏みとどまれるのかどうかは重要です。ドル円は109円台半ばまで円高が進行してきており、20日移動平均線の走る109.30円近辺、また、一目均衡表の雲上限となる109円や基準線の位置する108.95円まで下げる可能性が出てきました。そこまで円高進行となれば、日経平均は75日移動平均線が走る2万3150円近辺を伺う可能性があります。

地盤ネットが上値追い

 個別では年始からご紹介した銘柄では地盤ネット(6072)が一昨日、1月10日と16日の263円高値を抜いたことで上値追いとなり、289円高値までありました。2017年高値からの下げ幅の半値戻しを達したことで、更なる上値として61.8%戻しの326円がターゲットとなりますが、出来高が減りだせば利食い優先で臨むところでしょう。

息吹き返すメディアリンクス

 また、息を吹き返してきたメディアリンクス(6659)は1月9日高値の443円高値抜けがあれば飛び乗るところか。調整日柄通過から注目とした土屋HD(1840)は目立った動きなくロスカット推奨ですが、ウィルズ(4482)で短期値幅取りできていますので、切るときは小幅スッパリとお願い致します。

5G商用化で商機拡大

 本日は新たにインティメート・マージャー(7072)に注目します。昨年10月のIPO銘柄ですが5Gの商用化がいよいよ目前となり、DPE国内最大手の同社にとって商機拡大のチャンスです。

日々勇太朗

by 株価チャート「ストチャ」

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