しばし様子見【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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NY市場は想定通り反発

28日のNY市場は想定通り反発しました。NYダウの27日の日足ローソク足が十字足の陽線形成であったことから目先の反発は妥当なところ。2万8880ドルを回復できるかどうかと昨日指摘しておきましたが、上値は2万8823ドルまでで、28日の終値は高値から100ドル押した位置で取引を終えています。

ダウは窓埋めなら上昇復帰

日足ローソク足は上髭の陽線形成。目の前には下降する5日移動平均線(2万8918ドル)と上昇する20日移動平均線(2万8881ドル)のデッドクロスが接近。これらを突破して2万8843ドル~2万8823ドルの日足の窓をまずは埋めないことには上昇復帰とはなりません。

ナスダックは20日線回復

ナスダックは20日移動平均線(9204ポイント)を回復し、5日移動平均線(9302ポイント)が目前です。こちらは28日の上昇で日足の窓を埋めました。5日移動平均線上の回復が待たれるところで、戻り売りに押されるようなら、20日移動平均線がサポート機能を発揮するのか注目です。

日経平均は上値に分厚い壁

日経平均は昨日割り込んだ75日移動平均線(2万3270円)を回復しました。5日移動平均線が2万3510円近辺、20日移動平均線が2万3720円近辺に位置しておりますが、まずは5日移動平均線回復が出来るのかどうか。一目均衡表・日足の基準線が2万3533円、雲上限が2万3560円、転換線が2万3615円に位置しており、2万3500円~2万3600円にレジスタンスラインが集中しているために分厚い壁として意識されるところです。

値嵩株にテクニカル悪化傾向

25日騰落レシオが売られ過ぎゾーンの80%まで落ちていますが、20日移動平均線上を維持している銘柄は全体の2割を超えており、投げ売り殺到には至っていません。日経平均採用銘柄では指数寄与度の大きいファーストリテイリングの13週移動平均線と26週移動平均線がデッドクロス。ファナックも26週移動平均線割れとともに、13週移動平均線が下向きに転じてきました。指数インパクトの高い値嵩株にテクニカルチャートの悪化傾向が見られてきており、ここは無理せず注意深く見ていく必要があると思われます。

日々勇太朗




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