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自律反発の域は出ず
昨日の東京株式市場は反発しました。ただ、自律反発の域は出ていません。騰落レシオが売られ過ぎ水準に低下していること、上海市場が小反発していること、そして日経平均の一目均衡表・遅行スパンが雲上限に達ししたことなどが買い戻しを誘ったのかもしれません。2万3124円に走る5日移動平均線をまずは回復せねばなりませんが、それはドル円も同様で108円78銭ブレイクなるかというところです。
NY調整長引く可能性
3日のNYダウはISM製造業景況総合指数の改善により反発しましたが、5日移動平均線タッチで上値を押さえられ上髭陽線形成でした。一目均衡表では雲上限がサポートしている格好ですが、遅行スパンが日々線の下に割り込んでおり、転換線を割り込めば調整期間が長引く可能性があり要注意。
下値固めに時間要し戻り売り
日経平均の1月17日高値が2万4115円、一昨日安値が2万2775円です。1340円の下落に対し、昨日は326円、24.3%戻しました。テクニカルチャートが悪化しており、当面は38.2%戻しの2万3286円近辺が戻り目処。一目均衡表の雲下限の急上昇が待っており、今週末には雲の下に出てしまうため、下値固めには時間を要すると考えられるため、ここでは戻り売り対処ということになりましょう。
日々勇太朗
大阪・船場発の経済情報マガジン 経済市場新聞 economypress
「新時代になった株式市場に大チャンスが来る」2月22日(土)第4回 株式セミナー in大阪
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