目次
FRB利下げで幕開け
アジア・オセアニアの市場がニュージーランドを起点に始まった直後の日本時間6時にFRBによる「0.0~0.25%への政策金利の引き下げ」で今週のマーケットは幕開けしました。国債とモーゲージ証券の7000億ドルの資産購入という量的緩和を行うバズーカ第二弾も発表され、同時に日米欧など6カ国の中央銀行が協調してドル不足に対する資金供給の強化を行うことも発表されました。
マーケットの反応は真逆
早朝の緊急ニュースを聞いた時、筆者はこれで相当に安心感が広がるだろうというものでしたが、マーケットの反応は真逆で「それほどのことをしないといけない程厳しいのか」というものでした。時間外取引のNYダウ先物は急落し、サーキットブレーカーが発動されました。しかし、これも16日のNY時間からの実施事項であり、この原稿を書いている時間では急落とは限らないと思っています。
結果次第で更に真逆も
また、日銀や財務省、そしてG7緊急電話会合の結果次第では更に真逆もあるのです。財務省と全銀経協会の面談や麻生財務相の記者会見なども予定されており、参院予算委員会集中審議で消費税引き下げを含む大規模な経済対策の必要性に対する質問に、安倍首相は「今までの発想にとらわれない対応を検討」、「メッセージ性のある対策、ある意味覚悟を持って講じる」と強調しました。
求められる政策躊躇なく
求められる政策が躊躇なく移されることが重要であり、勇気ある決断に期待したいものです。
日々勇太朗
コメント