5日線突破なるか!?【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
目次

激しい乱高下

なんとも激しい乱高下ではないですか。3月相場においてNYダウはわずか11営業日の間に過去最大上げ幅から過去4番目の上げ幅まで、また、過去最大の下げ幅から過去4番目の下げ幅までのそれぞれトップ4を8日間で記録しました。筆者は昨日虫の知らせか、4時過ぎに一度目を覚ましました。枕元のスマホでNYダウを確認。その下げっぷりを確認と同時に気を失い、目覚ましが鳴るまで気づきませんでした。

逃げる機会のない暴落

リーマンショックの時は高値から20%下落するのに9カ月近くかかり、そこから相場が底打ちするまで1年5カ月かかりましたので、逃げる機会が多々ありました。今回は売り逃げる機会のない暴落です。このような暴落は1929年の大暴落以来ではないでしょうか。わずか40日ほどで380ドル近辺から200ドル近辺まで50%暴落しました。同じことが繰り返されない事を願うばかりです。

少なくとも5%の消費減税

今、人類は新型コロナウイルスという目に見えない敵と戦っています。その戦いの終末が見えない中、各国中央銀行はまず真っ先に金融緩和でマーケットに大量の資金供給を行っています。それでも先行きが見通せないためにマーケットは混乱しつづけています。次は各国政府の行動に委ねられることになります。本邦ではまず少なくとも5%の消費減税が求められます。

株式譲渡益減税も

日銀が12兆円のETF購入ならば、政府はその半分程度ですむ消費減税は躊躇なく行っていただきたいところ。株式譲渡益課税も半分の10%にしていただければマーケットを落ち着かせることも出来るのではないでしょうか。

NT倍率低下して平時の位置

昨日の東京株式市場では日経平均株価の上下幅が1180円に達しました。終値はわずか9円高ですが、5日振りに反発となりました。一方、TOPIXは日経平均の上昇率を大きく上回る32ポイント(2.60%)高となり、NT倍率は13.5倍まで低下して平時の位置に戻りました。日経平均は高値から546円値を削りましたが、NYダウ3000ドル安にしては上出来ではないでしょうか。

全面高も騰落レシオは異常

値下がり銘柄273に対し値上がり銘柄1874はとなり、ほぼ全面高です。それでも25日騰落レシオは44.6%ですからまだまだ異常値。本日は5日移動平均線(17日現在日経平均:1万7884円、TOPIX:1295ポイント)を突き抜けるのかどうかに注目です。

日々勇太朗




株式情報と相場見通し

限定銘柄情報が満載!「証券市場新聞 公式メールマガジン」

購読会員限定コンテンツ

Pocket

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次