本気度【転ばぬ先のテクニカル】

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後場に入り値を消す

 昨日の東京株式市場は残念な一日となってしまいました。朝方は続伸してスタートしましたが、後場に入り値を消してしまいました。日経平均は284円安の16726円と終値ベースで安値を更新。TOPIXの方は2月20日以来の2日続伸とはなりましたが、2.38ポイント高の1270.84ポイントで終了。取引時間中には一時1313.83まで上昇し、5日移動平均線を大きく上回っていましたが、終値では沈み込んでしまい、上髭の陰線形成となってしまいました。

NT倍率昨年2月水準に接近

 S&Pに長期発行体格下げを受けたソフトバンクグループと米国50店舗の一時休業を発表したファーストリテイリングが急落。この2銘柄で日経平均を190円近く押し下げることとなりました。NT倍率は13.14倍に低下して昨年2月水準に接近してきました。

企業業績悪化どう乗り切るか

 昨日は財務省から2月の貿易統計速報が発表されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により中国での生産活動が停滞。中国からの輸入額は前年同期比47.1%減の6734億円と2009年月以来11年ぶりの低水準。今は売られ過ぎの反動と金融政策変更により時間稼ぎをしながら市場の安定化を図っていますが、その後は景気や企業業績の悪化が確実視されることから、そこをどう乗り切るのか。

「現金給付」盛り込むも…

 麻生財務大臣は「実物経済でリーマンショックと同じようなことが起きているかもしれない」としながらも、政府・与党が4月にも策定する緊急経済対策として、国民1人ずつに現金を配る「現金給付」を盛り込む調整に入ったものの、リーマン・ショックを受けた景気刺激策として2009年に1人当たり1万2000円の「定額給付金」を配布したケースを引き合いに、今回は低迷する消費の底上げに向け、それを上回る金額の給付を検討するというショボいもの。

米国では最大1000ドル

 米国では成人の国民に1人当たり最大1000ドル(約10万7000円)相当の小切手を送付し、その支出を通じて数千億ドルを素早く実体経済に流し込むことを提案したということなので、本気度の違いをマーケットが見透かさないか心配になってしまいます。

5日線回復を待つ

 まだまだ落ち着きを取り戻せないマーケットであり、慎重に見ていかねばなりません。無理したポジション形成は禁物であり、5日移動平均線回復を待つ局面でしょう。

日々勇太朗




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