下放れスタート
先週の東京株式市場では日経平均が7週振りに反発しましたが、今週はいきなり下放れスタートとなりました。寄り付き後、下げが加速したのは「志村けんさんが亡くなられた」というニュースが流れたからでしょう。
志村さん死亡の衝撃大きい
志村さんが倦怠感を感じたのが17日で発熱・呼吸困難の症状に陥ったのが19日、PCR検査で新型コロナウイルスの陽性が認められたのが23日のことです。日本の致死率は各国に比べると低いと言われていますが、致死までの期間が短いことには驚きを隠せません。
症状が出始めて2週間で亡くなられた志村さんのことを思えば、一層気を引き締めて国民がワンチームになって戦わねばならないという自覚が必要です。志村さんはお茶の間の人気者だっただけに衝撃は大きいと思います。ご冥福をお祈り致したいと思います。
利食い売りや戻り売り
さて、東京株式市場ですが昨日の下落により日経平均、TOPIX共に5日移動平均線を割り込む場面がありましたが、引けに掛けてなんとか維持する形で日足ローソク足は陽線形成となりました。ここでの下落は先週お伝えしましたように2万円以下での売買代金が40兆円ほどあり、また、下げ幅の38.2%戻し達成から利食い売りや戻り売りが出てきたと解釈すれば分かりやすいと思います。
突っ込み買いでリバウンド狙い
昨日の終値以下でもざっくり25兆円の売買代金がありますので、それらは未だに利食いゾーンの部分です。海外マーケットが急変すれば、急ぎ利食い売りが出てきてもおかしくはありません。しかし、逆に考えると大きな売買代金をこなした3月13日から23日のゾーンは下値支持ゾーンとも言えます。当面は1万6500円~1万9500円でのBOX相場になるのではないでしょうか。大きく突っ込んだら買い向かい、急激にリバウンドしたら売りで対処で良いと思われます。
日々勇太朗
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