3月相場【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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3月は暴落も「たくり線」

3月相場が終わりました。2月半ばから崩れ出した相場は3月には暴落となり、3カ月連続で下落しました。3月の月足は長い下髭(2365円)の陰線形成(実態部分は2427円)となりました。酒田五法では「たくり線」と言い、急落場面で買い方の強いエネルギーを示した形です。

強力な下値指示線

下値は1万6552円までありましたが、このレベルは2016年1月から10月までもみ合ったところであり、日経平均は1万4952~17518円の位置であり、しかも、2月と6月に1万4952のダブルボトムを付けたところです。このレベルまで落ち込んだところから「たくり線」を形成したことで強力な下値指示線と意識されることでしょう。下値での売買代金も膨らんだことで、余程のことがない限り、今回の下値を底割れするとは思えません。

1万9000円台では戻り売り

ただし、上値が重くなりだしました。3月25日に1万9564円までリバウンドしましたが、その後の4日間の高値は26日の1万9240円、27日の1万9389円、30日の1万9084円、そして昨日の1万9336円と1万9000円台では戻り売りが出ているようです。

二番底形成なら…

しかも、昨日は続落となり、5日移動平均線を早くも割り込んでしまいました。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロス間近のところで崩れる兆候が出てきました。二番底形成へと向かうのであれば、下値のターゲットは一目均衡表・転換線の位置する1万7960円近辺。ここは底値からの上げ幅の丁度半値押しのところです。

日々勇太朗




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