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週明け２０日は反落
週明け２０日の東京株式市場は反落しました。先週金曜日の東京時間にＮＹダウ先物上昇を織り込んでいたために、ＮＹ市場が週の高値近辺で取引を終えても反応はありませんでした。
原油価格下落が不安材料
それよりも原油価格の下落が止まらないことが不安材料でしょうか。ＯＰＥＣプラスが減産合意していますが、世界中の都市がロックダウン中であり、需要がありません。また、原油価格が下がったからといっても備蓄するところが減ってきています。このままの状態が続くと６月にも世界中の備蓄基地が満杯になるという予測もあります。
石油取引会社損失隠ぺいのニュース
昨日はシンガポールの石油取引会社が先物取引で積み上がった損失（約８６０億円）を隠ぺいしていたというニュースが出ていました。この会社は銀行融資を確保するため担保提供していた精製品の一部を同社が売却したと説明。その結果、保有在庫と銀行融資で担保にした在庫の差が相当開いており、多額の融資を行っていた銀行は担保不足で非常に大きな損失を被る恐れがあるということです。
原油ＥＴＦやＥＴＮの買い場探し
ここで隠ぺい工作を表に出したということは、全てのポジションを畳んだ後だと考えられます。需要がない原油ですが、相場における需給面を考えると、底値に接近しているのではないかと思います。上場している原油のＥＴＦやＥＴＮなどの買い場を探してみるのも良いのではないでしょうか。
日々勇太朗
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