東京株式市場はマチマチ
GW明けの東京株式市場はマチマチの展開でした。日経平均は東京エレクトロンや信越化学、アドバンテストなど半導体関連銘柄が押し上げましたが、TOPIXは33業種中21業種が売られて続落となりました。
ダウ平均は崩れそうな雰囲気
大型連休中のNY市場はダウ平均が681ドル安、ナスダックが35ポイント安でした。ナスダックは崩れることなく4月29日高値が射程圏に入っていますが、ダウ平均は5日移動平均線を4日連続で下回っており、今にも崩れそうな雰囲気があります。
日足は3月23日の1万8213ドル~3月26日の2万2595ドル~4月2日の2万735ドル~4月17日の2万4262ドル~4月21日の2万2941ドル~4月29日の2万4453ドルと三段上げを経過しており、現在2万3367ドル近辺を走る25日移動平均線を割り込めば、リバウンド終了から下方転換シグナルが点灯します。
25日線割り込めば下方転換
日経平均も3月19日の1万6358円~3月25日の1万9564円~4月3日の1万7646円~4月17日の1万9922円~4月22日の1万8858円~4月30日の2万365円と三段上げを経過。1万9228円近辺を走る25日移動平均線を割り込めば下方転換シグナルが点灯します。ただ、二段上げ部分の値幅がNYダウも日経平均も小さいために、もう一度高値抜けして四段上げからの下方転換が相応しいのですが…。
PERは明らかに割高
来週から3月決算発表のヤマ場を迎えます。明日8日が298件、11日は241件、12日は278件、13日は367件、14日は554件、15日が592件の予定です。先週末段階の日経平均採用銘柄の一株利益(EPS)は1189円に低下しています。現在の日経平均は1万9600円台ですので株価収益率(PER)は16.5倍に上昇。明らかに割高な水準となっており、決算一巡後更にEPSが落ち込めば株価急落もあり得ます。
個別物色旺盛だが…
この辺りが悩ましいところであり、個別物色旺盛のマーケットではありますが、それよりもETF等指数中心にポジションを持つほうが良いように思います。
日々勇太朗
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