転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

日経平均は5日線射程に

 週明け18日の東京株式市場は続伸となりました。WTI原油先物が30ドル台を回復し、時間外取引のNYダウ先物も上昇。内閣府から発表された1~3月期のGDP速報値が市場予想ほどは悪化せず、ロックダウン解除が拡がる中で、短期的なリスク要因が後退していることを好感。日経平均は5日移動平均線を射程圏に入れてきました。個別銘柄を見渡すと、決算発表がほぼ一巡してきており、好決算銘柄が評価される一方で、予想外に悪い銘柄には売りが持ち込まれるなど二極化しています。

MACDデッドクロス回避

 筆者はどちらかと言えば弱気の見方をしていますが、昨日の上昇により先行きを中立に変更です。というのも、昨日もし下落していればMACDがデッドクロスするところでした。MACDとは2本の移動平均線を用いることで、相場の周期とタイミングを捉える指標であり、MACDの傾きからトレンドの方向性を見るといった利用方法があります。テクニカル指標に中でもMACDはダマシが少なく使いやすいので、重宝しております。

日銀の動きつかめずショートカバー

 これがデッドクロスするということはトレンドが下向きに転じてしまうということです。これを知ってか知らずか先週末、日銀がETFの買い入れを行いました。これまでは前引けのTOPIXの下落率が0.5%以上の場合に買い入れを行っていましたが、先週末は0.32%だったにも関わらず買い入れを行いました。日銀のタイミングが見極めづらくなったことで短期筋は売り込みづらくなり、昨日はショートカバーが入ったのではないでしょうか。

抜けた方にトレンド形成

 トレンドが見極めにくいところですが、現在25日移動平均線と75日移動平均線との間での推移であり、抜けた方にトレンドが形成されるものと思われます。そのトレンドを見極めるところでしょう。

日々勇太朗




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