転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

米ナスダックは糸の切れた凧

 糸の切れた凧の様相なのが米ナスダック市場です。今年2月19日に9839ポイントの史上最高値まで買われましたが、3月23日には6631ポイントまで32.6%もの暴落に遭遇しました。しかし、20日は9392ポイントまで上昇し、下げ幅の86%を取り戻しました。あと450ポイントで全値戻しとなるという勢いです。

NYダウ571%のリバウンド

 NYダウに目を移すと史上最高値はナスダックより少し早く2月12日の2万9568ドルでした。その後、3月23日に1万8213ドルまで38.4%もの暴落となりました。戻り高値は今週月曜日の2万4708ドルで、下げ幅に対して57.1%のリバウンドです。如何にナスダックの上昇ピッチが速いかということです。

東京市場も新興の戻し速い

 同様に東京株式市場も日経平均より新興市場の戻しが速くなっています。日経平均は1月17日高値の2万4115円から3月19日に1万6358円まで下落して昨日は2万0734円まで戻りました。下げ幅に対し56.4%戻った位置です。
 東証二部株は1月16日高値の7522から3月23日に4741まで下落して今日は5922まで戻りました。下げ幅に対し42.4%戻った位置です。ジャスダック平均は1月22日高値の3967から3月13日に2724まで下落して今日は3313まで戻りました。下げ幅に対し47.3%戻った位置です。東証二部株やジャスダックには製造業が多いために足元の決算事情で戻りが小さくなっています。

マザーズは全値戻し達成

 それに対しマザーズ市場は昨年11月29日高値の921から3月13日に527まで下落して今日は927まで戻りました。マザーズは全値戻しを達成しています。日米ともに新興市場優位の展開です。ただし、マザーズ銘柄は好材料が発表されるといきなりストップ高比例配分というケースが多く、またストップ高が数日続くケースが多くて手が出せません。

9週目でそろそろ注意

 谷深ければ山高しとは言えどもピッチが速すぎますので、勢いが止まればその反動も大きくなりましょう。酒田五法には「新値八手十手」という諺があり、最高値更新は8回~10回までだとしています。3月16日週からは今週で9週目となりますので、マザーズ市場はそろそろ注意が必要です。

日経平均は上にトレンドも…

 日経平均は一昨日、75日移動平均線を回復して上にトレンドが出来ました。しかし、その割には売買代金は低調のままです。昨日は上値のターゲットを計算してみましたが、売買代金が増加しないと、どこまで足を伸ばせるのかは分かりません。前回の日柄変化日(5月13日)は1月17日高値から76日目ということでお伝えしましたが、相場はその翌日の14日を底に反転上昇開始となり戻り高値更新となりました。

高値圏での変化日で反落に注意

 次の日柄変化日は来週25日(月曜日)となります。日経平均は1月17日高値から3月19日安値までが43日間で、3月19日から43日対等日柄が来週月曜日となります。高値圏での日柄変化日となりますので、反落に注意する必要がありそうです。

日々勇太朗




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